よしやまブログ
9月の山登りと、健康講座のお話
今年の残暑は厳しいですね。そんななか9月8日は高良山へ、16日は新宮町と久山町にまたがる立花山に遠征しました。8日、16日ともまだ真夏のような暑さでしたが、高良山に登った後は久留米温泉で汗を流した後いつものバルへ。16日の立花山は今度久住山に登る前の足慣らしも兼ねて野郎6人で登りました。

立花山は柳川藩とゆかりがあり、立花道雪の娘誾千代を正室としたのちの柳川藩主となった、立花宗茂ゆかりの地です。そのため以前から登ってみたい山のひとつでした。宗茂は戦国時代の猛将として知られ、義を重んじて関ヶ原の戦いでは西軍に属し、敗戦後浪人となるもその後再び柳川藩主として返り咲いた唯一の藩主です。一方、誾千代も有事の際は侍女と武装するなど、様々な伝説があるようです。
このような伝説に柳川市はNHK大河ドラマに立候補しています。立花山からは人工島、志賀島、福岡空港も見渡せるため戦国時代にこの山の重要性が納得できました。
9月25日に清水公民館にて健康講座のお話をしました。高齢者が中心との事で「認知症について」を中心に、健康寿命、健康食品についても述べさせていただきました。現在の所、認知相進行を抑える薬はあっても完治させる薬はなく栄養、身体活動、社会参加で刺激を受け習慣化することが健康寿命を延ばし認知症予防につながること。

また、我々が使用する医薬品(厚生労働省管轄)と健康食品(消費者庁管轄)の違いを、最近腎障害で話題の機能性表示食品(科学的根拠に基づいて、疾病に罹患していない人を対象に特定の保険の目的が期待できる旨を届け出てある)コレステ〇〇〇、特定保健用食品(いわゆるトクホ、消費者庁の許可を受けて、健康増進を目的とした食品)〇茶を例に話をしました。

日常の診療でよく患者さんから「私はこれを飲んでいますがいいでしょうか?」と健康食品を見せられます。私の返答は「わかりません、ご自身で良いと思われたら飲んでください。」です。何故かと言うと、医薬品は成分、作用、血中動態、副作用、飲み合わせまで細かく記載がありますが、健康食品にはそういった記載はありません。「医薬品を服用している場合は医師、薬剤師にご相談ください。」と決まり文句のように記載されていますが、自分たちには答える根拠となる情報も与えられていませんから答えようがなく、逆にこちらは服用している薬を開示しているので健康食品会社で調べてもらうのが筋かと思われます。
〇茶。8週目から腹部脂肪面積の低減が認められましたと歌っています。グラフには-5の数字がでかでかと、単位は小さく㎠。ウエストサイズが-5cmではありません。よく見てください、脂肪面積が-5cmです。ウエストサイズにしたら数ミリも改善しないと思います。よくできた宣伝ですが、有名企業でさえこれかと思います。